再生エネルギー特別措置法案が衆院本会議で審議入り

本日、再生エネルギー特別措置法案が衆院本会議で審議入りしました。
「私の顔を見たくなければ、早く法案を通せ」と暴言を吐いた管首相は、この法案が通ることを退陣条件の一つにしています。
が、言うまでもなく、法案は管首相を辞めさせるために成立させるものではなく、将来の日本のために成立させるものです。
慎重に審議し、不足や非現実的な部分があれば、修正を施してほしいものです。

管首相がどんな辞め方をすることになるのかは、まだわかりませんが、権力の座にしがみつけばつくほど、その最後が無様なものになることは避けられません。

法案の審議を進めることを優先するため、管首相に即退陣を迫ることはできないにせよ、与党が、退陣の花道を整えるために、その時期を遅らせようなどとすることは、もはや国民への背信行為ではないでしょうか。
首尾一貫した政策も具体的な計画も持たない管首相が、薄っぺらな謝罪の言葉を口にしても、それが本心からのものではないことは、彼の行動が示しています。また、思いつきで何の策もなく、無責任に願望や、誤った認識を口にするのは、管首相に始まったことではありません。それが、民主党の体質であることは、鳩山前首相や小沢氏はじめ、数々のそのほかの議員の言動を思い起こすとき、疑いようのない事実と言えます。彼らは、もうこれ以上、国民を騙し続けることはできないことを知るべきです。

民主党の中に、少しでも誠実で健全な政治を志す議員がいるのなら、その事実を証明し、1日も早く管首相を辞めさせてくれることを願っています。

震災から4か月

今日は7月11日。3月の東日本大震災から4か月となりました。

まだ、がれきの6割が手つかずという状態ですが、本格的な復興に向けて、少しずつ前進しつつあるようです。
被災地の人々と対話しながら、長期にわたる支援を続けていきたいものですね。

原発事故の収束までの道のりは遠く、放射能汚染の実態と今後の見通しについては、正確な観測、検査に基づき、実績と現実的な判断力のある科学者による報告
が待たれます。不必要な恐れや不安を避け、冷静に、効果的に対処するためには、国民一人一人が、科学的に考え、原子力放射能について学んでいく姿勢が欠かせないと思います。

日本社会が立ち行かなくなることのないよう、雇用、経済、安全などを総合的に考えながら、現実に実行可能な自然エネルギーの開発・実用化と減原発に向けて、地熱などを利用した安定した電力供給への道筋を立てることも必要です。

外交、防衛など、復興対策以外にも難題は山積していますが、希望をもって、新しい国作りを進めていくしかありません。
そのために、具体的な政策を実行する能力のある政権の樹立を待ち望んでいます。

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東日本大震災から4カ月 各地で犠牲者に祈り 住民「まだまだこれから」
フジテレビ系(FNN) 7月11日(月)17時37分配信

東日本大震災から4カ月を迎えた被災地では、各地で犠牲者に祈りがささげられた。
仙台市の遺族代表・菊地 守さん(40)は「これからわたしたちは、がれきの山と化した大地を、元の美しい田園風景に戻さなければなりません」と語った。
福島・いわき市の住民は「ひと区切りついたなって感じました。でも、まだまだこれから。復興するまでは、まだまだだと思います」と語った。

なでしこジャパン準決勝進出!

おめでとう、なでしこジャパン!

ついにドイツとの戦いに勝って4強入り。
延長後半3分、沢が右サイドに上手いパスを送り、走りこんだ丸山が、ディフェンダーと競り合いながらも、迷いなく勝負!
ゴール左隅に決めて1−0と先制した後は、ドイツの猛攻をしのぎ、ついに延長戦を制しました。
早起きして観戦したかいがあったというものです。

久しぶりに爽やかな気分にさせてくれる出来事でした。選手たちの顔は、喜びに輝いていましたね。
初優勝目指してこれからもがんばってくれることを信じ、応援を続けます!


今日も暑くなりそうですが、元気出していきましょう!

沈まないゴム製のアヒル

「教育新聞」http://www.kyobun.co.jp/ 最新号のコラム"円卓"に、南山大学総合政治学部教授の宇田光さんが、「沈まないゴム製のアヒル」と題する説得力ある短文を書いておられます。


ごく稀にしか起こらない事象を恐れて予防接種を拒否したり、医薬品の害を恐れるあまり効果のない高価な健康食品に依存したり、非科学的な報道に煽られて放射能汚染を極端に恐れたりする現象を、マジシャンのJ.ランディ(ユリ・ゲラーのトリックを見破った人)が、「沈まないゴム製のアヒル」と呼んでいるそうです。論理的に説明して不安を沈めても、沈めても、浮き上がってくるからでしょう。

取り締まっても取り締まっても発生する振り込め詐欺や、破壊的カルトも、この類。疲れて叩くのを止めてしまえば、犯罪が溢れることになります。


『こうした危険性を広く伝える立場にあるマスコミも、あてにならない。それどころかテレビは、平気で新たな「アヒル」を乱造したりする。
 視聴率に目がくらんでしまうわけだ。
 クリティカル・シンキングの能力を磨いていく教育。また、正しい情報を手に入れる努力を、自分自身ですること。自衛する姿勢が、何よりも大切なのである。』
と、教授は、コラムを締めくくっておられます。


この夏、思慮を欠くことによって乱造されるこのアヒルが、日本のあちこちに、ぷかぷか浮いているようです。
お風呂場やビニールプールで幼い子供が遊ぶアヒルの玩具は可愛いものですが、このように始末の悪い「アヒル」を大人が浮かべるのは、いただけませんね。

                                

2011年7月6日 衆院予算委員会での石破茂氏の質疑と記者会見

昨日、国会中継を観る時間がなかった方のために、youtubeの動画をご紹介します。


こちらは、昨夕の記者会見です。



私は、現国会での「内閣不信任案再提出」は、可能だと思います。「一事不再議の適用の原則」の例外として、「事情変更の原則」を適用する要件を満たしているのですから。
与野党の議員が、本当に勇気をもって、良心に従って投票してくれるのであれば、彼らに任せたいと思います。

一方、総解散、総選挙によって、新たな政権を国民が選ぶことも可能です。
選挙は公正な手段です。しかし、国民一人一人が、歴史や政治や科学などをできる限り学んだ上で、責任をもって投票するのでなければ、充実した民主主義を実現することはできません。
民主党が「脱ポピュリズム」を目指すと言っても、あまり信用はできません。今まで、その場しのぎに人気取りの政策を提案し、日本の混迷を深めること以外には、何の実績も残していないのですから。
民主党がが「脱原発」「再生エネルギー政策」をうたいあげても、よく中身を吟味することなしに騙されてはいけません。
現実に実現可能な、バランスのとれた政策を具体的に打ち立て、それを実行する力を持つ政党を選ばなくてはならないと思います。


いずれにせよ、世界情勢を見つめ、日本がどのような立場に置かれているかを認識し、危機感をもって、機敏に進路を定めることが必要ですね。

福島、東館小学校の活動報告その3、「食べるラー油」をラオスの子供たちのために生かす

福島県東白河郡矢祭町の東館小学校の活動について、これまでも何度かお伝えしてきました。
同校の国際理解教育や、あらゆる機会をとらえて、子どもたちが自分たちにできることをする大切さを体験的に学ぶ姿勢は、本当に素晴らしいものです。

今日は、東館小学校の皆様が、交流を続けるラオスの小学校に、自分たちの育てた「トウガラシ」で作った「食べるラー油」を1瓶500円で販売し、儲けたお金を、ラオスナトゥール小学校に贈ったことをお知らせします。

上の写真が、そのラー油。4年生が育てた唐辛子約3機とを主原料に、干しエビや干し貝柱、揚げ麺、揚げニンニク、揚げ玉ねぎ、パプリカなどを仕上げたものです。郡山市の中華料理店「珍満」の小平和夫社長が全面的に協力され、可愛いラベルは、矢祭町手づくり絵本コンクールで最優秀賞を受けた女子美大4年の加藤祐子さん(伊達市出身)が手がけられたそうです。


どんな味なのだろうと思っていたところ、東館小学校の校長先生、宍戸仙助さんが、我が家に送ってくださいました。
さっそく味わわせていただいたのですが、干しエビや干し貝柱など、様々な素材の風味が生き、ちょうど良い辛さで、お取り寄せしたいほどのおいしさ!
ご飯にも、冷奴にも、焼き肉にも、野菜にも、麺にも合い、やみつきになりそうです。本当にありがとうございました。


宍戸先生は、このように仰っています。

「昨年のPTAバザーでの「食べるラー油」の販売益金は18万円でした。
そのうち、3万円を交流校である「ラオスナトゥール」で、
壊れて使えない井戸を新たに掘る資金に、
また、15万円は、日本中の子どもたちがワンコイン(500円)を募り、
子どもたちだけのお金で、東南アジアに学校を建てる「ワンコインプロジェクト」に募金しました。
今年の秋、その学校がいよいよ完成する予定です。
ラオス・サラワン県の「チャンヌア」小学校です。」


ラオスの子供たちは、どんなに喜んでいることでしょう。
東館小学校の子供たちにとっても、「自分たちで知恵を絞り、働いて得たお金が、ラオスの子供たちの役に立つ」という体験は、大きな自信と喜びと感謝につながるものだと思います。
自分を忘れて、―東北出身の宮沢賢治によれば、「自分を勘定に入れず」―誰かのために行動することは、結局、自分自身の人生を豊かにしてくれるものだからです。

日本とラオス、2つの国の子供たちがこれから人生を歩んでいくとき、様々な場面で、この経験を生かすことができますように。

宍戸先生、これからも素晴らしいお仕事をお続けくださいね!