世界各国の消費税の税率

8月14日のブログ「日本のこれからを考えるために 石破茂氏の言葉に耳を傾ける」に対するコメントの中で、私は、次のように発言しました。

『一方、一般的には貯蓄率が高いといえる高齢化社会で、消費税を上昇させていくのはある程度やむを得ないとも思います。
しかしながら、日常不可欠な商品の消費税率を上げることには、私は反対です。米、パン、野菜、海産物、肉、卵、乳製品、調味料などの基本的な食料や質素な衣服の税率は上げないでほしいのです。
その分、経済的にゆとりのある人たちしか買わないような宝飾品、贅沢な衣服、高価なお酒、たばこなどのし好品の税率は上げてもよいのではないでしょうか。』


このように考えるのは私一人ではないようです。参考になる記事を見つけました。

http://www.777money.com/torivia/syouhizei_world.htm

上記のアドレスに各国の消費税率および食品の消費税率の比較表が掲示されています。



大半の先進国では、食品などの日用必需品と贅沢品を区別して、異なる税率を決定しています。
食品の消費税はゼロという国もいくつかあります。

日本の消費税は、必ずしも平等な税とはいえないのではないかと思います。
国民の暮らしを守るというなら、経済的にゆとりがない人たちも毎日購入せざるを得ない食品の税率を上げるのは、思いとどまるべきではないでしょうか。
国民の心身の健康を守るために、栄養を摂取するのに不可欠な食品の税率は上げるべきではないと思います。
心ある政治家には、よく考えていただきたいものです。

手作りのピザ

急に涼しくなり、疲れがどっとでてきた感じ。週末はおうちでおとなしく体を休めました。

Haimが久しぶりに作ってくれたピザです。モチモチした台に具がたっぷり。
栄養補給して、明日からまたがんばりましょう!


牛肉、アスパラ、ジャガイモのピザ。


生ハム、トマト、バジルのピザ。

八丈島での地熱発電

こんな記事を見つけました。
以下、yahoo newsからの引用です。
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脚光浴びる地熱発電 離島、エネルギーも地産地消
産経新聞 8月19日(金)7時56分配信


【再生エネ探検】

 東京の南287キロ、羽田空港から空路約45分の海上に浮かぶ八丈島。南国情緒あふれるこの島は、地下に眠るマグマのエネルギーを生かした地熱発電が島民の生活や産業を支えている。

 ひょうたん形の火山島で2つの山があり、南東に位置する標高約700メートルの緑豊かな三原山の山道を登ると、高さ44メートルの風力発電のタワーを併設した東京電力八丈島地熱発電所が見えてきた。硫黄のにおいが強く鼻を突く。

 ◆夜間は需要7割OK

 地熱発電所は国内に18カ所あるが、離島にあるのはここだけだ。約8千人が暮らす島の電力需要1万キロワットに対し、最低需要の3500キロワットに合わせて平成11年3月、出力3300キロワットの地熱発電所が建設された。

 運転開始当初は蒸気井が2本あったが、井戸のパイプが詰まって1本は埋められ、現在の出力は2200キロワットに減った。それでも、東電の八丈島事務所の大井基弘所長(46)によれば、「電力消費の少ない夜間は、地熱発電で需要の7割が賄える」という。

 発電所建設のきっかけは、平成元年から3年まで行われた新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)の調査で、地熱発電に適した「マグマだまり」が確認されたことだった。

 八丈島の電力は、重油を燃やすディーゼル発電が中心だった。現在も地熱発電で補えない部分は、ディーゼルで対応しているが、島外からタンカーで輸送する重油はコストがかさむ。東京都八丈町の山下奉也副町長(57)は「島外の燃料だけに頼らず、一定程度は自立する必要があると思った」と振り返る。

 発電所のある中之郷地区を含め、八丈島には温泉がいくつもあるが、住民の反対はほとんどなかった。

 「町が自然エネルギーを生かしたクリーンアイランド構想を打ち出し、誘致に熱心だったことも計画を後押しした」(大井所長)

 ◆島おこしにつなげて

 マンゴー、パパイア、パッションフルーツ…。地熱発電所から歩いて5分ほどの町営の省エネ温室には、約50種類の南国の果実や花が並ぶ。熱帯系の観葉植物や果樹の栽培は島の主要産業だが、温室は地熱発電所の余熱を活用している。

 発電の際に出る熱で農業用水を約40度に温めて発電所から配管で運び、熱交換器で温風にして室内を暖める。町が発電所の周囲に整備した約1万平方メートルの「温室団地」では、12軒の農家が、それぞれの省エネ温室で温室栽培を行っている。

 「以前は温室の暖房に灯油を使っていたが値段が高かった。発電所の温水で費用が10分の1になった」と話す菊池義郎さん(70)は、約1千種類の熱帯植物を栽培する。温室団地ができる前は灯油代を節約するため、低い温度で栽培できる種類に限定してきたり、温室栽培をやめる農家もあったが、今は温風を送る電気代しかかからない。

 地熱発電所の建設で、八丈町は、「エネルギーの地産地消」「産業と観光振興」の青写真を描いている。省エネ温室に加え、魚の養殖を成功させ、島おこしにつなげる。発電所の見学で、島を訪れる人が増えれば、観光PRにもなる。

 離島の特性を生かし、地産地消の自給エネルギーである地熱発電との共生を目指す八丈島。その取り組みは、日本のエネルギー政策の目指すべき一つのモデルといえる。

福島を人道科学で支援するシンポジウム 高田純 講演・福島 嘘と真実

福島支援・科学講演 チャリティ・シンポジウム&コンサート
『科学を基礎とした復興・再建の道すじ
  福島を守ることは国を守ること』

基調講演: 札幌医科大学教授、物理学者、理学博士 NGO 放射線防護情報センター代表 日本シルクロード科学倶楽部会長

主催:福島を人道科学で支援する会

2011年7月27日 北区滝野川会館







放射性物質に関する報道と人々の反応について

放射性物質に関するテレビや新聞の報道、そしてそれを受け止める人々の反応について、思うことがあります。

放射線といっても色々な種類がありますね。福島原発のような事故によって放出させるのは、主にβ(ベータ)線。アルミニウムなど薄い金属板だけでも防げるものです。これは、原子爆弾がさく裂した際に大気中に放出された中性子線とは異なります。低線量の放射線は、自然界にも存在しますし、医療にも用いられていることは周知のとおり。

放射能放射線という言葉にアレルギー反応を示し、健康にほとんど問題がないとされる微量の放射性物質が検出されたとのニュースに、「怖い、怖い」と怯えるのは、賢明とはいえませんね。航空機に乗って海外旅行をしたり、病院でレントゲンやCTの検査をすれば、それ以上の線量の放射線を浴びることもあるわけです。だからといって、旅行を中止したり、病院で必要な検査を拒んだりはしないでしょう。

幼い子供を抱える親御さんや、これから子供を産み育てようとしている人たちのの不安はさぞかし大きいだろうと思いますし、できる限り危険を避けたい気持ちもよくわかります。しかしながら、大人が常に不安を抱き、子供たちをも不安にするような言葉を絶えず口にしながらながら子育てをするのは、精神医学、あるいは社会学的見地から見て、放射線の実害をはるかに超えるダメージを若い世代に与えるのではないでしょうか。阪神・淡路の震災のあと、実際に地震を体験していない世代までもが、周囲から恐怖を伝えられ、不安をいだいて育ったことを思い起こすと、今回も同じ過ちを繰り返さないように、対策を講ずべきであると考えます。

マスコミは、「放射性物質が検出された」と報道する際には、それが人体や動植物に、あるいは環境に、どのような種類で、どのような強さで、どの程度で防ぐことができて、どのような影響を与える量なのか、半減期はいつなのかなども、同時に、しつこいくらいに報道すべきです。もちろん、軽率に、放射性物質の危険性を否定するようなことはあってはなりませんし、定期的な検査や、データの公開を続けていくことは大切です。が、社会的不安を助長するような、中途半端な報道をしているマスコミの在り方には大いに疑問を感じます。

どんなに配慮の行き届いた報道をしても、科学者が良心に基づいて説明をして大丈夫だと言っても、「信用できない」「裏があるのではないか」と思う人は無論いるでしょう。が、そのような人が多勢を占める社会は健全とはいえません。

たとえ政府や関係機関が真実を公表していないとしても、余計な心配をして神経質になるよりも、科学的知識を学びながら、冷静に身を守る方がよいのではないでしょうか。真実にたどり着くには時間がかかるかもしれませんが、根拠もないのに結論を急ぐよりはましです。原発反対派の意見に耳を傾けるなら、同時に推進派の意見にも耳を傾ける必要があります。とかく感情的になりがちな風潮に流されることなく、自分自身で正しい知識を得る努力をし、汚染された環境や物質の処理について、どのように対処すればより早く安全で安定した社会を取り戻すことにつながるのかを考え、行動していきたいものです。テレビや新聞は、そのために役に立つ良質な情報を提供している機関やインターネット上のサイトなどを積極的に紹介すべきでしょう。報道が、「危険」「不安」「恐怖」に偏向することのないようにしてほしいのです。

埋め立てを拒否されたために処理されずに溜まっていく汚泥や、樹皮から放射性物質が検出されたために、「大文字焼」の薪に使用されることを拒否された木材などを、テレビで見るたびに、日本人の非論理的で自己中心的な側面を垣間見るような気がします。
京都で燃やすことを拒まれた木材は、千葉県の成田山新勝寺の9月の「お焚きあげ」で護摩木と一緒に焚かれることになりました。
汚泥の多くは、現段階でも安全上の問題はないとのことです。検出結果についてより詳しく報道し、危険が殆どないことを一般市民に理解してもらったうえで、濃度が低いものから順に、どこかに集めて埋め立て、福島原発事故を記念するような何かを築いていくなどの措置をとるようにできないものでしょうか。


ご参考までに

AtomicEnergy Data Station(原子力発電について、日本語で解説しています。)
http://contest.thinkquest.jp/tqj1999/20159/first.html

放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

放射能 正しく怖がるために 
http://www.sankei.co.jp/netview/yahoo/kdk/110815.html

食品安全委員会放射性物質の食品健康影響評価
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka.html

全国の放射性濃度一覧
http://atmc.jp/

手賀沼のほとりにて

終戦記念日の昨日の午後、仕事を一休みして、ハネムーンから帰ってきた娘夫婦を訪ねました。
マンションの7階にあるシックな色合いで統一した彼女たちのリビングルームに通され、美しいハワイの景観や楽しそうな二人の写真を観ながら1時間ほどお喋り。ハワイらしいデザインのアクセサリー、アロハシャツ、コナコーヒー、マカダミアナッツなどのお土産を手渡されて玄関を出た後、幸せそうな娘夫婦の様子にほっとすると同時になんだか寂しくなり、まっすぐ家に帰る気になれなくて、手賀沼のほとりに夕涼みに行きました。


手賀沼のほとりに建つ道の駅「しょうなん」のそばで。
沼のほとりには、ベンチのある芝生が広がり、木々が植えられています。
上の写真は、花をいっぱい咲かせた百日紅さるすべり)。
辺りには、散歩を楽しむ人。ベンチに腰をおろし、サックスを吹いている人……。


小さな桟橋の近くで、白鳥の群れをみつけました。もうすぐ日暮。鳥たちはここで眠るのでしょうか。


静かな水際。葦が風にそよぐばかり。


水の面を渡ってきた風がここちよく頬を撫でます。
ぼんやりと遠くを眺めながら、ゆったりとした時が流れていきました。
こうして、1日だけの夏休みは静かに、穏やかに終わったのでした。

日本のこれからを考えるために 石破茂氏の言葉に耳を傾ける

震災、福島原発の事故から5か月を経た今、本格的な復興に向けて、ようやく基本的な法律が制定されようとしていますね。管首相の辞任と新しい政権の誕生が1日も早く実現し、日本が、再生のために現実に対応し、適切な道を歩んでいくことを願っています。

円高、株安に加えて、国内には法人に対する増税を実施しようとする政治家の動きもあり、…日本経済の行方が本当に心配です。

復興の財源、社会保障の財源を確保するためには、どうすればよいのでしょうか。
景気を回復するためにはどうすればよいのでしょうか。本当に消費税を上げなくてはならないのでしょうか。

必要な発電力を維持しながら、原発への依存度を減らし、安全で安定した社会を築いていくためには、どうすればよいのでしょうか。

国際社会で日本がどのような位置にあるのかを正しく認識し、適切な外交を展開していくには、どうすればいのでしょうか。

8月15日は終戦記念日。この記念すべき日を明日に控え、私は日本の歩みを振り返り、学び、深く考え、広い視野に立って、未来を展望し、身近な人に、伝えるべきことを伝えていきたいと思います。そのために、この人の意見に耳を傾けてみましょう。




関連動画を、下のサイトで観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=ggLt8HESrwg