Donovan    The Olive Tree

ドノヴァンは、フェデリコ・ガルーシア・ロルカのいくつかの詩に楽曲をつけているようですが、
私が好きなのは、この"The Olive Tree"です。

華やかな闘牛士が近づいても、まったく気にもとめず、オリーブ摘みの作業を続ける若い娘……

スペインの風土を描きながら、ユーモアと哀愁に満ち、しかも爽やかなこの作品。
忘れてはならない名曲の1つではないでしょうか。

いつもコメントをくださる方も、黙ってこの日記を読んでくださっている方も、どうぞ、お楽しみください。


我が家の庭にも、オリーブの木があります。
10年前に3本植えたのですが、3本ともぐんぐん丈が伸び、3年後にはたくさんの実を収穫できるようになりました。
ところが、そのうちの1本は台風で根こそぎ倒されてしまいました。
もう1本は、あまりに大きくなり、狭い庭では育てきれなくなったため、知人に引き取ってもらいました。
最後に残った1本は、我が家のシンボルツリーとして天を仰ぎ、枝を大きく広げていますが、
受粉のために後からそばに植えた木がまだ若すぎて、ほんの少ししか実をつけることができません。
それでも、四季を通じて美しいオリーブグリーンの葉を風にそよがせ、日の光を浴びて、きらきらと白銀色に輝く様は、
毎日眺めても飽きることがありません。
花の咲く今の季節には、ほんのりと甘い香りも漂わせてくれます。