揺れる自民党

 この1週間ほど、自民党の党改革委員会の改革案が、ベテラン議員の反発によって実現しなくなる可能性が大きいとの報道が相次いでいます。党の内部刷新を進め、若手、中堅の活躍の場を広げようとしていると思っていただけに、これらの報道には正直なところ、がっかりしていました。しかし、塩崎委員長が辞意を表明してまでも、改革を実現しようとしている真剣さには、心を打たれます。政権与党であることに執着し、わが身の安全を第一に考える民主党とは、やはり一線を画しているのではないでしょうか。

 本当のところ、自民党は改革をどのように進めるつもりなのか。私は、石破さんのブログコメントし、党の現状、方向性、可能性について伝えてほしいとお願いしてみました。大変お忙しいでしょうから、何らかのお答えをいただくまでには少し時間がかかることと思います。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110610-00000133-mai-pol

自民党>改革案「元首相非公認」を削除…塩崎委員長が辞意
毎日新聞 6月10日(金)22時56分配信


 自民党の党改革委員会(塩崎恭久委員長)は10日、党運営・人事への派閥の関与の排除などを盛り込んだ改革案の中間提言をまとめた。ただ、素案で検討課題に挙げた「首相経験者の次期衆院選での非公認」は、執行部の指示で事前に削除。塩崎氏が「抗議の意味を込めて」委員長の辞意を表明する騒動に発展した。改革案が棚上げされる可能性も出ている。

 「議論の可能性を封じ込めるような指示が来た」。塩崎氏はあいさつで、中間報告をめぐる執行部との攻防を暴露した。

 党関係者によると、塩崎氏は9日、中間報告の内容について石原伸晃幹事長らと協議するなかで、石原氏が「(現職の)首相経験者4人から了解をもらったのか」と、文言の削除を迫ったという。

 首相経験者の非公認について、谷垣禎一総裁は「そういう方は結構(選挙に)強い」と消極的。ただ「偉い人から言われて曲げるようなら、党の再生はない」(平将明衆院議員)との不満もくすぶっている。【念佛明奈】