イスラエル、オバマ大統領の提案を拒否

「67年境界線」提案を拒否=イスラエル首相、米大統領に明言

時事通信 5月21日(土)7時44分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000028-jij-int


 【ワシントン時事】イスラエルのネタニヤフ首相は20日オバマ米大統領ホワイトハウスで会談後、「イスラエルは1967年の境界線に戻ることはできない」と述べ、67年の第3次中東戦争直前の境界線を基準にパレスチナとの国境画定を呼び掛けた大統領の提案を拒絶した。
 オバマ大統領は19日の中東政策演説で、中東和平プロセスのこう着を打開するため、交渉の出発点に67年境界線を位置付け、土地交換によって国境を決めるビジョンを示したが、イスラエル側の態度硬化を招いたことが浮き彫りになった。
 両首脳は20日、大統領執務室で予定時間の約2倍の96分間会談。オバマ大統領はその後記者団に「われわれの立場に相違があるのは明らかだ」と認める一方、「イスラエルの安全を守りながら、問題を解決する合意を得るのは可能だ」と主張した。
 これに対しネタニヤフ首相は「空想に基づく和平は、中東の現実に打ち砕かれる」と指摘。イスラエルの立場として、(1)67年境界線での国境画定(2)イスラム原理主義組織ハマスの参加する政権との交渉(3)パレスチナ難民の受け入れ―の3点を拒否すると明言した。 

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オバマ大統領とネタニヤフ首相の会談は、予想通りの展開。
昨日記したとおり、非現実的な対応ではパレスチナ問題を解決できないのは明らかです。