春の庭で


                        原種のチューリップ


                           スノーポール


                            ラッパ水仙


庭に咲いた小さな花々。
間近から見つめると、一輪一輪のなんという美しさ!

明るい陽射しを浴びて、そよ風に吹かれながら、草花と対話するひとときの幸せ。
言葉にできない不安や怖れにとらわれないで、静かに考えるために
希望を持って、出会う人に笑顔で話しかけるために
花々が必要な安らぎをくれる。
ありがとう。


地震に引き裂かれ、津波に呑まれ、愛する人や大切なものを失い、
察するにあまりある苦しみを味わってもなお、前を向いて進もうとする人々に、
わたしは学びたい。
彼らの悲しみが少しでも和らぎますように
わたしにできることをさせてください。


福島原発事故は、レベル7との報道。
事故発生直後に最悪の場合を想定して、廃炉を覚悟で徹底的な対策をとっていたら、
あるいは、事態の進行は異なる道筋を辿ったのでしょうか。
ほかにもっと取りうる処置があったのでしょうか。
専門家ではないわたしには分からないことです。


分かっているのは、放射能が拡散し続けている空と海と土も、世界中の人々とあらゆる生き物も、事故の当然の結果として、放射能の影響を受け続けるということ。


わたしたちが使うエネルギーの問題。
これは、電力会社や政府だけの責任に帰することではありません。
これ以上、未来に受け渡す世界の環境を破壊しないために、
私たちができることをしていくために、本当に、具体的に行動を変えなくてはなりません。