昨日、イスラエル医療チームお別れの式典がありました。

統一地方選挙の結果は、ほぼ予想通り。これについては、後ほど改めて書きたいと思います。

先だってからお伝えしてきたイスラエル医療チームの南三陸町2週間での支援活動が終わり、チームは昨日、撤収しました。

以下は、南三陸町HPのプレス発表資料からの引用です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/modules/news/article.php?storyid=543

イスラエル医療チームの撤収について
・本日の診療をもってイスラエル医療チームが撤収します。
イスラエル医療チームについては、3月28日(月)から4月10日(日)までの期間、医療関係者等、合計で60名の方々が当地に滞在し医療支援をいただきました。
・滞在期間中(本日午前11時現在)、延べ209件の診療を行っていただきました。
・震災そして巨大津波により、医療施設のほとんどを失った本町にとって、大勢の医療スタッフと高度な医療機器による診療の提供は、町民にとってどれほどの安心を与えたか計り知れません。
・さらに、撤収にあたり、現在の医療施設及び医療機器について、このまま本町に残していっていただけるとのお計らいをいただき感謝に耐えません。
・また、イスラエル医療チームとの橋渡しをしていただいた、佐藤栗原市長にも衷心よりお礼申し上げたいと思います。
・なお、本日午後5時より、現地において撤収式を行うこととしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今一度、私からも、イスラエルにお礼を申し上げます。今回の交流によって、自国を守るために常に緊張を強いられ、最善の策を求められているイスラエルの人々が、どれほど平和を求め、世界の人々の幸福を願っているかを、日本の人々が理解するきっかけの一つになってくれることを願っています。

3月から、ガザの境界線を越えて、イスラエルへのロケット弾攻撃が行われています。先週の木曜日には、ガザからのロケット弾がイスラエルのスクールバスを襲いました。ガザの民間人の居住区からの発砲でした。市民を隠れ蓑にするといういつもながらのハマスの巧妙なやり方に、どう抗議すれば良いのでしょうか。アラブ世界内での紛争に対しては、賢明に沈黙を守り、介入を避けているイスラエルですが、市民が度重なるテロの標的とされ、特に子供たちの乗ったバスが砲撃されるに至っては、ハマスに反撃せざるを得ないとの立場をとることに批判はできません。

これは、「報復合戦」とは異なるものです。先入観を捨てて歴史の真実をみつめなければ、けっして理解されず、解決もされない問題なのです。話せば長くなりますので、関心のある方は、ぜひ、下記の書物をお読みになることをお勧めします。

ケース・フォー・イスラエル―中東紛争の誤解と真実

ケース・フォー・イスラエル―中東紛争の誤解と真実