永田町を襲った大津波

不信任案を提出する時期について、賛否両論があるのは当然です。
常識的に言えば、このような時期に政局に走るのは、とんでもないことです。
しかし、そうせざるを得なかったともいえます。
いずれにせよ、不信任案はすでに提出され、本日の午後、採決されます。



もはや、不信任案が可決された後の動きが問題の焦点となってきましたね。
被災地で選挙をするのは無理でしょう。
政治家たちも、今、選挙に時間とエネルギーを傾けるべきではないと思います。
国民が選挙に臨める状態でないのに、解散・総選挙をちらつかせる管総理の非現実的な頭脳構造には、ただただ呆れます。
やはり国民のことなど、考えていないのではないかと思われます。
政府は造反者を処分するとのことですが、それを実行すれば、民主党の国会議員は大幅に減少し、与党として活動することは不可能になります。



もともと、震災前から、分裂・内部崩壊していた民主党ですから、こうなるのは当然だったのかもしれません。
今回、永田町に押し寄せた大津波は、民主党が呼び寄せたものといえるでしょう。



被災者の立場に立つなら、できるだけ速やかに、復興基本法を成立させ、復興を軌道に乗せるべきです。
小沢、鳩山両氏と自民が組むことには反対です。彼らの言動ををあれだけ痛烈に批判してきたのですから。



一日も早く復興基本法を成立させ、期限を切って、一元的な権威のもとに、速やかに復旧・復興対策を進めてほしい。
そう願っています。