超長距離送電

この数日間、ちょっと忙しくて、日記を更新できませんでした。
今日もあまりゆとりがないので、短めにいきます。


東芝をはじめ重電各社は、原発中心から、新エネルギーの開発へと経営の方針を変更するとのこと。
やはり現実に対応するしかないのでしょう。


太陽光、地熱、風力、潮力、波力……
これらの自然エネルギーを利用して発電し、スマートグリッドを使い、電力を遠隔地へ移送するシステムが開発されているのだとか。
直流式で送電すれば、電力のロスも最小限に抑えられると聞きました。
実現すれば、世界規模のエネルギー革命が起きるでしょう。
世界に大きな貢献ができます。
日本の技術を生かして、ぜひ開発を進めてほしいものです。(ここまで、26日午前に記しました)


≪ここから、26日夜に書いています≫
私は、代替エネルギーの開発を真剣に進めることは非常に重要だと考えます。
と同時に、原子力もエネルギーの1つであり、その研究、開発を続けることは必要だと考えています。
この2か月間、様々な専門家、政治家、評論家の声に耳を傾けてきましたが、原発の継続については、安全面を十分考慮し、対策を講じたうえで、必要な発電量を確保するために、運転を続けるべきものは続けるべきだと思います。
運転を続けると重大な事故につながる危険性が高いと専門家たちが判断する原発があるのであれば、原子炉をただ停止させるのではなく、電源が失われた場合の対策を講じなければ意味がないということなのでしょう。また、原発での発電ができなくなることによって、不足する電力をどのようにして補うかという計画を具体的に立てなければならないのは当然です。それがなされていないうちに、浜岡原発を停止させた政府のいき方には、疑問と不安を感じます。

イタリアやドイツは、自国の原発開発を中止する政策を打ち出しましたが、その一方で、フランスからの輸入を増加させています。
近隣の国で原発が稼働している以上、1つの国が原発を止めても、あまり意味がないのではないでしょうか。

環境問題を考えることは、地球全体を考えることです。自国の利益や都合だけを考えていても、結局、巡り巡って、他国の影響を受けるのですから、互いの共存のために、グローバルな視点から、新しい世界を作っていく構想を立てるべきでしょう。


この数日間の報道によって、福島原発事故の発生後、現場も、東電本社も、政府も、思いがけない事態に戸惑い、混乱の極みに陥っていたことがよくわかりました。
原発事故の経過について野党が問いただしていることは、事実を明らかにし、今後のための教訓を得て、適切な対応をとっていくために、意味があると言えるでしょう。
今後さらに緻密な検証が行われ、日本国民にも、世界中の人々にも、正しい情報がもたらされることを望みます。