充実した民主主義を実現するために ―石破茂さんのことなど―

こんにちは!
パソコンの調子が悪いので、購入したお店で点検し、ルーターを交換してもらいました。
しばらくパソコンを使えなかったので、Gigiさんのコメントへのお返事が遅れてごめんなさい。
ちょっと長くなりますので、ここに書かせていただきますね。


石破茂さんは、reliefではもったいないかな(笑)。 最短でも4年間は首相を務めていただきたい方です。
『国防』をお読みになれば、彼の基本的な考え方はお分かりになると思います。


石破さんは謙虚な人なのですが、洞察力も直観力も思考力もたいへん優れています。ですから、預言者的な「予感」を持たれることもあるようですね。
本物の情報を見分け、他国の交渉相手の心を読んで作戦を立てる外交のセンスは抜群です。


彼はクリスチャンであり、同時に日本の伝統と文化を大切にする人です。バランス感覚に優れ、公平です。
いきあたりばったりではなく、自分自身の姿勢、長期的な自分自身に自信をお持ちですから、たとえ無名の人の言葉であっても、真に価値のある意見であれば、それを取り上げ、採用する判断力を持ち合わせています。
私は彼のブログにHaimがある公開講座のパネルディスカッションで、パネリストの一人として話した「21世紀に求められる教師像―教師のP.T.A.―」という話(教室のHPのブログに要点のみ掲載しました)を紹介し、それは政治家にもあてはまるとコメントしたところ、その直後に、それを新橋での街頭演説で活用していただくという経験をしました。私が申し上げなくても、石破さんにはよくわかっていらっしゃった内容だとは思うのですが、すぐに共感を示し、一般の市民に語りかけるときのヒントにしてくださったのだと感じました。ご本人に確認したことではありませんが、私はそのように感じ、うれしかったのです。
なんというか、私にとって石破さんは、尊敬できる政治家であると同時に、人間として対等に向き合い、安心して対話ができると感じる方なのです。


彼は楽観主義者ですし、ユーモアも柔軟性もあります。
楽観主義とは、無策でありながら、「なんとかなるだろう」と構えていることとはもちろん異なりますね。彼が防衛庁長官防衛大臣のポストにあった時には、自ら率先して学び、常に最悪の事態を想定し、対策を練ったうえで、日本の国民や部下である自衛官の良心と力を信じて、自衛隊イラクに派遣しました。無事で帰ってくれることを必死で祈りながらの決断だったと思います。農林関係での経験が長い彼ですが、「防衛」という極端に緊張を要する職務を経験したことで、「政治家として決断し、責任をとる」ことの重要さを、身をもって認識されたことと思います。


ウィンストン・チャーチルと石破さんは、すぐれた言語表現力を持つという点でも似ていますね。


チャーチルは、こんな言葉も残しているそうです。

「無能な政治家とは
 何も決定しないことを決定し、優柔不断でいることを決意し、
 成り行きまかせにするということでは断固としており、
 変心しやすいという点では頑固であり、全力を挙げて無能であろうとする」

これって、まるで、もうじき日本の首相をやめるという方についてのコメントのようです。



チャーチルの名が出たついでに、シャルル・ド・ゴールはいかがでしょう。
彼は、高潔な人物であったと思います。彼の名を冠したラヴェンダー色の薔薇もあります。


イスラエルの故ラビン首相、そして、エジプトの故サダト大統領、彼らも尊敬に値する傑出した人物ですね。

世界には、politicianではない、statesmanが数多く存在します。


日本の民衆は、いたずらに政治に無関心になることなく、しっかりと歴史と現実を見つめ、あらゆることから学んで、充実した民主主義を実現させる努力をもっともっとしなければならないでしょう。
「民の声を生かす」という声をよく聴きますが、肝心の民が愚かであってはどうにもならないのです。


☆誤解のないように申し上げておきます。私は、自由民主党の党員でも、同党のネットサポーターでもありません。石破さんの後援会に入っているわけでもありません。石破さんのお考えとは異なる意見をもつこともあるかもしれませんが、心から彼を応援しています。